プロフィール
左/和知麻子さん(45歳、レズビアン、飲食業経営、北海道出身)
右/和田恵実さん(49歳、レズビアン、医療従事者、北海道出身)
パートナーシップ 2019年~(2024年現在、5年目)
住まい 北海道札幌市
利用制度 パートナーシップ制度 あり(2019年、札幌市) 公正証書:なし 緊急連絡先カード:あり
同性という理由でNOを突きつけられる
和知:とある日本の保険会社を長年使っていたのですが、親が病気を患っていて不安もあったので、保険金の受け取りをパートナーに変えたいとお願いしました。そしたら、「同性は制度自体がないので不可能です」と言われてしまって。
パートナーの存在を可視化してくれる保険会社との出会い
和知:同性カップルが故に断られてしまったことを友達に相談したところ、外資系の「ジブラルタ生命保険」を紹介してくれました。担当プランナーさんと話したら、パートナーシップの証明書の提出も必要なく、他の人と同じように対応してくれたんです。
お店でも保険会社を探していて、国内の保険会社に相談してみたら、パートナーシップのカードのコピーだけで引き受けてくれました。対応に感心したのは、何年も前に「もし既存の保険を更新または変更できない場合、どうするのか」と尋ねていたのですが、最近その件について担当者が「あの話、OKになりました」と教えてくれました。
具体的には、私が口をきけない場合や腕が動かせない場合でも、代理請求人としての手続きができるようになったとのこと。これにより、受取人だけでなく、私自身の状況にも配慮してくれる体制が整ったと教えてくれました。
まだまだ同性カップルが「ない」存在とされることも
和知:保険会社には一長一短があるのは理解できますが、ベースのラインは一律に整備してほしいと感じます。また、過去に信用金庫に行った際、「資産運用しませんか?」と提案され、挑戦しようとしたところ、受け取る人が家族やつながりのある人だけと言われてしまいました。
私がレズビアンで、長いこと同性のパートナーシップを結んでいることを伝えたところ、商工会議所からの返答は「やっぱり受取人にはなれない」というものでした。結局、法律上の家族を引っ張り出すしかないのですが、日常ではパートナーの方が私のことをよく知っていて、どこに何があるかも把握しています。こういった問題に直面しても、少しずつ耐えていくしかないのが現実なんですね。


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