プロフィール
左/中谷衣里さん(32歳、L、NPO法人L-Port 職員、北海道旭川市出身)
右/チャッキーさん(30代、L、会社員、北海道上川郡出身)
2008年~(2024年現在、17年目)
北海道札幌市
パートナーシップ制度 あり(2018年、札幌市)
公正証書:なし 緊急連絡先カード:あり
WHY? ~なぜそれをしようと思ったのですか?~
中谷 新卒で入った会社では接客業をしていたのですが、ゲイカップルのお客さんを見て眉をひそめるような同僚がいたり、休憩室でも同性愛差別の発言を見聞きしたり、とてもこの会社ではカミングアウトできないと思いながら働いていました。
チャッキー 同居2年目で衣里の転勤が決まったとき、離れるのがいやだったから、「つきあっている女性が東京に転勤するので辞めたい」と、当時の職場にカミングアウトしました。今は転職して別の会社で働いているのですが、全面的には言っていなくて、独身ということになっています。
HOW? ~どのようにしましたか?~
チャッキー 話していて、LGBTフレンドリーで拒否されなさそうだなっていう感触を得てから、個別にカミングアウト。仲の良い人10人ぐらいには言ってますね。
中谷 訴訟を始めて約1年後、別の会社に転職しました。 もともとNPO活動で協力事業などをさせてもらっていたので、入社が決まったときからみんな私のことを知ってたんですよ。ですから、その職場では完全にオープンリーレズビアンとして働いていました。前の会社に比べると本当に息がしやすかったです。
~やってみてどうでしたか?~
中谷 裁判って、なんか特別な人がやっている遠い世界の話みたいな感じがすると思うんですけど、「職場の隣に座ってる中谷さんが結婚できないことで困っていて裁判をやっている。自分のことのように感じた」って言ってもらったときは、話しておいてよかったなと思いましたね。
チャッキー 北海道って、冬は燃料手当の出る会社が多いんですよ。結婚して世帯を持っている人と、単身や実家暮らしでは金額の差があって、世帯だと3~4倍ぐらいになるので、不公平だなと感じています。大きくてけっこう古い会社で、SDGsとかいろいろ取り組んではいるんですけど、中身が追いついていないイメージ。職員のなかから4人選ばれてインクルージョンに関する対話することになったとき、「LGBTの人たちもいるし」みたいなことを言ったら、社長は反応してくれましたけど、実際に制度を整えるなどの動きはなかった。少しずつだけど、アピールできるところからしていこうかなって考えています。
中谷 うちも社内制度は異性間のカップルにしか認められない福利厚生とか、不都合はありましたけど、人間関係という意味ではまったく問題なく働けていました。


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