2024-11-27

【同性婚訴訟】「結婚の自由をすべての人に訴訟」の原告

プロフィール

右/藤井美由紀さん(49歳、レズビアン、会社員(通信業)、福岡県出身)

左/福田理恵さん(50歳、レズビアン、会社員(金融業)、兵庫県出身)

パートナーシップ 2014年~(2024年現在、11年目)

住まい 東京都

利用制度 パートナーシップ制度 なし(陳情中) 公正証書:あり(遺言・任意後見・パートナーシップ契約) 緊急連絡先カード:あり(NPO法人パープルハンズ)

目次

当事者の可視化

りえ 原告になる決心とか、そういうのはなくて。でも流れはあった。みゆきと出会って、わたしががんになって、母親が亡くなるという一連の流れの中で、長くは生きられないかもしれない。わたしがいなくなっても、みゆきにこの家で過ごしてほしい。それを確実にするには結婚しかない気持ちが芽生えていって、でも結婚できないという現実があって。マリフォー(Marriage for all Japan)のトークイベント「できる?できない?同性婚」に行った時に、日本でもこういう動きが出てきたといううれしさと一方で、当事者でない弁護士さんたちが活動しているのに、わたしは「結婚できたらいいなぁ」と思っているだけで何もしていないと恥ずかしい気持になったんですよね。何かできることをしたいと思った。原告になりたいとふたりで話し合ってもいた。

みゆき そのイベントに参加したとき、台湾で同性婚が法制化されたのは、当事者が動いたからだと大学教授が言われていて、なるほど、当事者が動いてなかったことに気づいて、動こうと思った。

自分たちが、できることを

みゆき そのイベントで弁護団の寺原弁護士のところに行って「わたしたち、動きたいです」と話して、メールでわたしたちの自己紹介を送って、動くチャンスがあるならわたしたちにくださいと伝えた。ちょうど2次訴訟が始まるときだったので、お声かけいただいて、原告になれるかも、原告として活動できるかも、やったぁ!って感じでした。<喜んで原告になったおふたりでした>

りえ そのイベントで、みゆきと結婚できるかもしれないという希望が芽生えた。同時に誰かが結婚できるようにしてくれるというお客様の立場でいることに気づいて、こんなに結婚したいと思っているのに自分も何かしなくちゃ。自分も何かできることをしたいと思ったのかな。

ライフワークと社会貢献

りえ いろいろなライフイベントを経て、心境の変化があったのですよね。元々LGBTQ+の人たちがもっと生きやすい社会をつくるために貢献したい気持ちはずっとあったけれど、何もできてないうちに40半ばになっちゃった。ライフワークとして貢献したい気持ちがあって、これで原告になったら、それが達成できる思いがすごくあったのでよかったです。

今は、不安な気持ちもある。日本での同性婚は難しそうですよね。世間は7割が賛成だけど決めるのは政治家で、自民党はものすごく反対している。最高裁で違憲となったら動いてくれるのかな。それっていつなんだろうと思う。政治家が本当に動いてくれない気がして。いずれは、同性カップルが結婚できる世の中になるとは思うけれど、わたしたちが生きている間にできるのかなという不安がある。短めにとらえても20年後にはできるのかな。だからといってあきらめているわけではない。ササッと結婚させてくれたらいいのに。高裁も始まるし、ずっと声は上げていくけれど、内心はそういった不安もある、そんな感じです。

みゆき わたしは「あとちょっとで同性婚できるようになるからね。待っててね」と言いたい。そして応援してほしい。応援が力になることがわかったから。裁判所に入廷する時に、皆が旗を振って応援してくれると、個人的にも「裁判やってるのね、がんばってね」と言われるとすごくうれしいから。ぜひLGBTQ+の人たちも、自分事としてもっと興味をもって参加してほしい。

りえ みゆきの前向き、すごい!

text by Ayumi Kojima / photo by Emi Yasuda / interviewed by みらいふ編集部
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