2025-08-27

【親族カミングアウト】「もう一人の娘」パートナーの存在を家族に受け入れてもらう

プロフィール

左/光枝さん(49歳、パンセク→レズビアン→だけど特定したくない、美容師、東京都出身)
右/あきさん(44歳、ノンバイナリー、フリーランス、神奈川県出身)

パートナーシップ 2003年~(2025年現在、22年目)

住まい 東京都

利用制度 パートナーシップ制度 あり(2015年 世田谷区、2022年 東京都) 緊急連絡先カード:あり

目次

母親へのカミングアウト

光枝:母にカミングアウトした時は、私が中学生の頃、仲の良い男友達と頻繁に遊んでる兄を見て母が「お兄ちゃんゲイかしら」と言ったことに対して、「その人が好きならいいじゃん。誰が誰を好きになってもいいじゃん」と私が言ったのを覚えていてくれたんですね。

それで、「光枝は昔からそう言っていたよね。お母さんは同性を好きになる気持ちはわからないけど、光枝の気持ちはわかった」と言ってくれました。父は幼少期にゲイの友達がいたし、同性でも惹かれるのはわかると言っていたので驚きました。

「今から結婚式をします」パートナーの両親からの一言

あき:正月に毎年みー(光枝)家族が私たちの家に集まるのですが、みーのお父さんが「どうしてもやりたいことがある」とマイクを持参してきました。そしたら「これから光枝の妹カップル〇〇家と〇〇家、あきと光枝の〇〇家と〇〇家、そしてお父さんとお母さんの結婚式を行います」と言い出したんです。

光枝の妹たちは結婚が決まっていて、私たちはパートナーシップ宣誓を済ませ、みーのご両親は結婚式をしている状態。なぜ、結婚式をした2人が?と思うと、「お父さん、お母さんにプロポーズしてないんだよ」と言いました。私たちも入れてみんなで結婚式をしてくれたのは私も家族の一員だと思ってくれているんだと思い、とても嬉しかったです。

あき:去年の夏、みーのお母さんが悪性リンパ腫になり、抗がん剤で脱毛する前に坊主にしました。お母さんが坊主になるなら、みーが「私も一緒に坊主にする」と言ったので、私もやろうと思い、お母さんに内緒で当日を迎えました。みーがお母さんにバリカンをあてて、その後そのバリカンを自分で持ち坊主にすると、お母さんは泣いていました。抗がん剤が終わって安定したころ、お母さんから電話で「あきちゃんが一緒に坊主になってくれたの、本当に勇気をもらったのよ。ありがとうね」と言ってくれたんです。

焦らず「今だ!」というタイミングでカミングアウトをすればいい

あき:私はお父さんにだけ言っていません。最初に姉に言いました。姉は私に「もっと早く言ってくれれば良かったのに、ひとりで抱え込ませてごめんね」と言い、みーには「返品不可能だよ」と言っていました。みーからは、母には話せるタイミングがきたら言えばいいとアドバイスをもらっていたので、今だ!というタイミングで伝えました。案外すんなり受け入れてくれました。

光枝:あきのお父さんは私と長く一緒に住んでいることも知ってるし、実家にも遊びに行って仲良くさせてもらっています。パートナーシップ制度が始まった時、あきと一緒にテレビに取り上げられました。その時、私は取材を受けて、あきは顔を隠して横にいました。

その番組をちょうどお父さんが見ていて、「隣にいるのあきじゃないか?」と少し疑ってはいましたが、それでも気づかなかったようです。だから、今のところはまだ直接は知らない状態かな。

text&interview:Honoka Yamasaki / photo:Emi Yasuda / みらいふ編集部

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