2025-01-22

【結婚式】結婚式を挙げることで同性カップルの存在を可視化する

プロフィール

右/みえ(40歳、レズビアン、建築CADオペレーター、福岡県出身)
左/かよ(40歳、レズビアン、歯科衛生士、福岡県出身)

パートナーシップ 2018年~(2024年現在、6年目)

住まい 福岡県福岡市中央区

利用制度 パートナーシップ制度:あり(2018年 福岡市、2022年 福岡県) 公正証書:あり(同性パートナーシップ契約、任意後見契約)

目次

2023年のQRPで結婚式を挙げる

みえ:結婚式は昨年、QRP(九州レインボープライド)で行いました。以前はよくQRPで結婚式が行われていたのですが、コロナ禍でしばらく途絶えていて、やっと再開することになったんです。

結婚式をするメディアの取材やテレビへの出演は不安でした。その理由は、メディアへの顔出しが初めての経験だったからです。家族にはカミングアウトしていましたし、SNSでは日常的に顔出しして自分たちの生活を発信していましたが、テレビ出演となると、周囲の反応も気になります。更に、家族の周りの環境にも悪い影響を及ぼしてしまうかもしれない。そこが一番気掛かりでした。

報道を通じて当事者の存在を可視化

みえ:それでも結婚式を挙げようと思ったのは、同性婚に関する訴訟や議論が進んでいるなかで、私たちの姿を可視化することに意味があると感じたからです。同性カップルが当たり前にいることを知ってもらうため、理解を広げるために、こうした機会を活かすべきだと感じました。

結果的に、私たちの結婚式は全国規模で報道され、京都や岩手の新聞に取り上げられたり、地元のテレビ局であるFBS(福岡放送)から取材を受けたりしました。実際に、その結婚式の映像も放送され、ネットニュースでも大きく取り上げられました。

周囲からの祝福

かよ:テレビを見た友達から連絡がきました。「おめでとう!」とだけ言われて、特に「女の子が好きだったんだね」といったコメントもなく、良い意味で“普通”に祝福してくれました。

みえ:多くの友人たちから祝福を受けるとともに、その場にいた方たちからも温かい祝福の言葉をいただきました。家族に関していうと私は17歳の時にカミングアウトをしていて、私たちの関係や家を購入したことなどは両親にもすべて伝えていました。ただ、メディアに出ることや結婚式を挙げることについては、あえて伝えなかったんです。その理由は、特に母親が少し心配性なところがあるので、「大丈夫なの?」と心配させてしまうと感じたからです。

事後報告にはなってしまいましたが、母は私たちの結婚式の報道を見て、親しい友人たちに私たちの関係性を伝えてくれました。その母の行動をみて、カミングアウトは私たちだけでなく、家族や友人にも関わることであり、特に我が子のことを打ち明けるのは勇気がいることだと感じました。

母の親友は私が幼少期から長い付き合いを持つ方で、私のことをよく知っている人物でもあります。長年にわたり自分の気持ちを隠してきた母の苦悩を思うと、とてもつらかっただろうと感じました。なので、結婚式という出来事とともに、母もまた大きな壁を乗り越えたのだと思います。

また、2024年10月には、福岡のローカル番組KBC(九州朝日放送)の「レインボーウィーク」という特集で、私たちの密着取材が放送されることになりました。そのときは、家族や親戚に放送日をしっかり伝えておきました。放送当日、母は友人たちを自宅に招き、みんなで鑑賞会を開いたそうです。私自身も心が解放されるようでした。私たちだけでなく、家族も前進し、良い方向に向かっていると実感し、心から嬉しく思いました。

interview&text by Honoka Yamasaki / photo by Rina Amagaya / Retouching by Emi Yasuda / みらいふ編集部
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