プロフィール
かんさん(42歳、レズビアン、公務員、佐賀県出身)
住まい 佐賀県 3人かぞく(子ども2人)・マンション暮らし
子ども学校やママ友へのカミングアウトは?
保育園の先生のジェンダーに関するアンテナが低いと感じます。「男の子・女の子は〜」みたいな話が何の前置きもなく、出てくることもあります。地域差や先生の年代など様々な要素があると思います。
わたしのセクシュアリティについては、小学校の担任の先生は知らないです。ひとり親だとカミングアウトを迫られる場面にはほぼ遭遇しないし、自分自身も必要性を感じたことはまだありません。スクールカウンセラーの先生は定期的におしゃべりに行っているので、ひとり親になった経緯を伝える流れでセクシュアリティを伝えました。
保護者会やママ友に関しても同じで、黙っていればただのひとり親なので、セクシュアリティに関して困りごとはないです。「旦那さんは?」と聞かれることはよくありますが、「いない」とはっきり答えます。同性ふたりで子育てされている方は、そういうときモヤモヤするのかな、大変だろうなと思います。
「理解がまだまだ足りない!」メラメラときた瞬間
スクールカウンセラーさんは「佐賀はパートナーシップ宣誓制度もあるし、差別されたりそういうのは心配しなくていいと思いますよ」と言っていました。「当事者にそれ言うの?よくわかってないんだな」と感じます。理解増進に励まなければ!と妙にメラメラきましたね。
また、ある時期では保育園に通っていた下の子が自分を「僕」と呼び始めたことがあって、担任の先生に心配されたこともあります。「何か問題でしょうか?自分の好きな一人称を使っていいと思いますが」と伝えました。ただのブームだったのか、一人称はすぐ「◯◯(自分の名前)ちゃん」に戻りました。
最近もまた一人称が「僕」になった時期があって、今度はクラスのお友だちが「◯◯ちゃんが僕って言ってる。それは男の子なんだよ」とわたしに伝えにきました。
その場で「みんなからそう言われてどう?」と下の子本人に聞きました。「嫌だ」と答えたので、お友だちには「そういうふうに言われると嫌なんだって。やめてくれるかな」と伝えたらそれ以降なかったようです。
子どもの固定観念が固まるまでにすべきこと
子どもは「男・女という区別があるらしい」という意識が芽生える段階にいるから、悪意はないんですよね。女の子は「わたし」って言わなきゃいけないと思っているから、違うことを言っている子がいたら指摘したくなる。そんな感覚なんだと思います。
そんなときこそ、ジェンダーについて教えるチャンスだと思うので、先生に一連の出来事を伝え、LGBTQ+関連の絵本をリストアップして渡しました。先生も喜んでくれ、自分で図書館に見に行ったり勉強してくれました。
そういうとき、子どもに悪意はないので「ダメだよ」とか「そういう考えだけではないよ」とパッと釘をさせるかが重要です。その機会を逃せば逃すほど、固定観念が強くなって固まっていくので、絶好のチャンスだと思っています。


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