2025-02-05

【親族カミングアウト】「異性と結婚して子どもを産むのが幸せ」両親への挨拶で言われた言葉

プロフィール

右/石橋亜美さん(34歳、パンセクシュアル・ノンバイナリー、会社経営、福岡県出身)

左/副島沙智さん(38歳、パンセクシュアル、デイサービス勤務、東京都出身)

パートナーシップ 2017年~(2025年現在、8年目)

住まい 福岡県

利用制度 パートナーシップ制度 あり(2022年) 緊急連絡先カード:あり(どこ)

目次

母親へのカミングアウト

副島:今までは付き合っている人がいても、親に自分のことを話すことはほとんどなくて、誰と付き合っているかとか、どんな友達がいるかも知られていなかったと思います。ですが、亜美と付き合ってから家に帰らないことが増えて、両親からは「また悪さしてるでしょ?」と言われていました。なので、私は「実は同性の人と付き合っているんだ」と話しました。

「紹介しなくてもいい」父から言われた一言

副島:そのときの母の反応は「ちょっと理解できないかも」と、少し困惑している様子でしたが、私は「まあそうだろうな」という感じでしたね。そして、父親にも亜美を紹介しようとしたとき、「紹介しなくていい」と言われてしまって。ですが、挨拶はしようと2人で話し合い、実家に連れて行くことにしました。

私は何も悪いことをしていないし、同性同士の恋愛にルールなんてないはずです。異性愛が当たり前だとも思わないし。堂々と挨拶したいと思っていたし、LGBTQ+という事実もちゃんと伝えたかったんです。

人それぞれの幸せの道

石橋:それでご挨拶に行ったのですが、お父様が寡黙なタイプの方でとても緊張しました。何か言われるかと思ったら、最初に社会保障の話をされたんですよ。むしろ、聞かれたのはそこだけでしたね。

副島:なのでパートナーシップ制度も利用できるようになったら利用したいという話をしたら、父親が「それは当たり前でしょう」と言いました。「異性と結婚して子どもを産むのが幸せな道だと思っている」と言われたこともあります。私はそのとき、ものすごい違和感を覚え、「それはあなたの幸せの基準であって、私の幸せではない」と思ったんです。

たとえば、もし私が今別れて、異性と結婚して、妊娠が難しい状態で妊娠できたとして、それで幸せかどうかと言われたら、多分そうではないと思います。今一緒に好きな人といることが私にとっての幸せであって、私の幸せとあなたの幸せは別物だという話をして、少し理解してくれるようになりました。

石橋:今ではお母様と会ったときは色々と気にかけてくれたりもして、私たちのことを受け入れてくれています。

interview&text : Honoka Yamasaki / photo : Rina Amagaya / retouching : Emi Yasuda /みらいふ編集部
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