2025-05-14

【会社へのアクション】すべては職場のカミングアウトから

プロフィール

左/藤井美由紀さん(49歳、レズビアン、会社員(通信業)、福岡県出身)

右/福田理恵さん(50歳、レズビアン、会社員(金融業)、兵庫県出身)

パートナーシップ 2014年~(2024年現在、11年目)

住まい 東京都

利用制度 パートナーシップ制度 なし(陳情中) 公正証書:あり(遺言・任意後見・パートナーシップ契約) 緊急連絡先カード:あり(NPO法人パープルハンズ)

目次

生きやすい社会をつくるきっかけになればという思い

みゆき 会社ではずっとクローゼットだったけれど、同僚の1人に伝えたら、その日のうちに他の友だちに言われていた。バラされたくなかったし、これまで秘密にしていたのにとは思ったけれど、それで開き直れたのか、それからバンバン言うように、「もういいやぁ」とタガが外れた感じになっていった感じ。

りえ ずっと会社ではクローゼット、差別されるのも変な目で見られるのもイヤだから言いたくない。2015年に会社で同性パートナーシップ制度ができるとアナウンスがありすごくうれしかったけれど、利用する勇気がなくて、しばらくそのままにしていた感じ。同性婚訴訟が始まった頃(2019)に、わたしも自分のできることをしたいという気持ちもあって、この会社にも当事者はいるよと知ってもらいたい、知ってもらうことで社会が変わるかも、貢献できるかもと思い、制度を使いたいと人事課に伝えました。

直球で伝える

みゆき その会社では契約社員で働き始め、正社員になる面接で社長にカミングアウトして、同時に会社の福利厚生として同性パートナーシップ制度をつくってくださいとお願いした。その後、制度についての資料を依頼され、パワポで作り社長に送ったら、社長が「うちの企業で困っている人がいるとは知らなかった、LGBTQ+に関してもきちんとやっている企業だと思っていたから、すぐに進めます」と同性パートナーシップ制度とファミリーシップ制度もすぐに作ってくれました。

りえ まず人事課に伝えたら、ニーズがあることがわかってよかったと言われた。自分の所属する部では何も言わなかったけれど、ダイバシティーのイベントで、わたしは当事者であると伝えたり、あとはダイバシティー&インクルージョン部のようなところで自分はレズビアンで、コミュニティのようなものがあるといいとアピールしたりしました。

そのうち「お話を聞かせてください」と人事課から言われるようになったんです。しばらくして、コミュニティを作りましょうとLGBTQ+のコミュニティを作ってて、実際に社員の何人かの当事者が入ってくれて、伝えてよかったと思った。それもみゆきが会社に直接訴えかけているのを聞いて触発された感じ。みゆきみたいにわたしも何かしなくちゃ(ドヤ顔のみゆきさん笑)。

制度が変わることで生きやすくなる

みゆき 今では、皆が同性パートナーシップ制度を利用できるようになったんです。それまでの制度がない時には、できるはずなのに、なんでやらないのだろうと思ってたから。

りえ 言わないことの息苦しさがずっとあって、飲み会で結婚の話があったときに、もう相手がいるのに独身とうそをつくのが、ものすごくいやで苦しかったけれど、だからといって本当のことを言うつもりもなかったかな。リスクが多いと思ったから、選択肢になかったし、それでも社会貢献したい気持ちがあったから、会社にカミングアウトして、今ではよかったと思っています。

text by Ayumi Kojima / photo by Emi Yasuda / interviewed by みらいふ編集部
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