2024-05-01

【職場カミングアウト】「何を言っても関係は崩れない」という確信

プロフィール

右/青山真侑さん(51歳、 L、会社員、神奈川県出身、NPO法人にじいろかぞく共同代表)

左/yadiさん(60歳、 L、会社員、東京都出身)

1998年~同居(2024年現在、26年目)

東京都

WHY? ~なぜそれをしようと思ったのですか?~

まゆ 子どもを産んでも、しばらくはカミングアウトしていなかったんです。私にとっては仕事がとても重要なので、万が一、マイナスの影響があったらいやだなぁと思って。シングルマザーということになったけど、「子もち」になって、初めて社内の「群れ」に入れた気がしました。実際にはシングルではないので、居心地は良くなかったですが。

相方がカミングアウトして仕事を復帰すると決めたタイミングで、それなら私も会社で言おうと思いました。もともと、婚姻できないLマザーは「産んだほうの親」と「産んでいないほうの親」で、日々感じるストレスに差があります。制度に守られていない、社会に認知されていない親であるyadiの感じる苦しみは、「産んだ親」の私にとっては想像するしかできない。さらにこの上、カミングアウトしてるかしてないかという違いが加わったら、私たちの間にすごく大きな溝が生じてしまいそうで……。

それと、シングルマザーとして働き続けられている、自分の仕事が会社に認められていると、やっと自信が持てたこと、今さらこの年になって私がどんな人間だろうと関係性は崩れないなという確信が得られたから、カミングアウトに踏み切れたのかも。

HOW? ~どのようにしましたか?~

まゆ 所属している労働組合の委員長が親しい同僚だったので、その人と、直属の上司、人事部の部長、古なじみの同僚などにメールでカミングアウトしました。

~やってみてどうでしたか?~

まゆ 当時の労働組合の委員長から、最初に返信がありました。「これまで、まったくLGBT当事者社員の労働環境改善の必要性に気づいておらず、申し訳なかった」とまず言われました。そして、社則に入れる交渉をしてくれたんです。あれは本当にありがたかったですね。その後、上司や同僚、仕事相手などからも次々と返信がきて。内容はさまざまでしたけど、「そんなに長く続いているパートナーがいるなんて、性別以上に、そのことがうらやましい」と言ってくれた人もいました。それから5年以上経って、今や、同じチームで働く同僚はだいたい知っているんじゃないかな。

text by Mami Hagiwara / photo by Emi Yasuda / interviewed by みらいふ編集部
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